採点フロー
- 自治体ごとに、代表点(市区町村役所の所在地)を中心とする3×3=9点のサンプル点を設定
- 各サンプル点で防災・交通・生活インフラなどの指標を一次データから取得
- 指標を配点設計書 v1.0 の配点と重み付けに従って集計
- カテゴリスコア(100点満点)× 5カテゴリ = 500点を算出
- 満点に対する比率で S/A/B/C/D のグレードに変換 (S: 90%以上、A: 80〜90%、B: 60〜80%、C: 40〜60%、D: 40%未満)
- 元データの更新に応じて再計算
全自治体の一括算出は2026年4月に実施し、その後はデータの誤りが判明した自治体を個別に再計算しています。 月次での自動再計算は準備中です。
主要データソース
- 地価公示・取引価格・ハザード・都市計画・用途地域など30種以上の一次データ
- 国勢調査・経済センサスなど人口動態・世帯・就業構造
- 小中高の学校数・児童生徒数・教員配置
- 医療施設・病床数・診療科分布
この手法の限界
点数を公開する以上、その点数がどこまで信頼できるかも同時に示すべきだと考えています。 現時点での手法上の制約を、隠さずに記載します。
1. サンプル点は市域の全体をカバーしていません
9点のサンプル点は、市区町村の代表点を中心とするおおむね2〜3km四方の範囲に格子状に配置しています。 市域の全域へ均等に配置しているわけではありません。 そのため、面積の広い自治体では中心市街地の特性が強く反映され、 郊外部や山間部の状況は点数に十分反映されていません。
ただし、公開中の全自治体に同一の手法を適用しているため、 自治体どうしの比較は同じ条件のもとで行われています。
設計上は、市域ポリゴンと人口集中地区(DID)にもとづく全域サンプリングへの移行を予定しています。 移行時は全自治体を再計算するため、スコアは変動します。
2. 一部の自治体で面積・市街化率に暫定値を使用しています
面積と市街化率は、一部の自治体で暫定値を用いています。 面積は生活インフラの一部指標(緑地の評価)に影響します。 こちらも全域サンプリングへの移行に合わせて実測値へ置き換えます。
3. 市区町村単位のため、同じ市内の地域差は表現できません
まちコアの点数は自治体全体の傾向を示すものであり、特定の住所や物件の評価ではありません。 同じ市内でも、駅前と郊外では状況が大きく異なります。
4. 数字にならないものは測っていません
街の雰囲気、住民の人柄、住んでいる人の満足度は、公的統計として存在しないため扱っていません。 詳しくはまちコアとはをご覧ください。
配点の内訳をどこまで公開しているか
各カテゴリを構成する指標名と、その満点・獲得点は、自治体ごとのカテゴリ別ページで 公開しています。たとえば防災であれば「洪水浸水リスク 22.5 / 25」のように、 どの指標で何点を取ったかを確認できます。用語集では、各指標が何を意味するかを一次情報にもとづき解説しています。
一方で、配点設計書そのもの(各指標の重み付けの根拠や、閾値の決め方を記した 社内ドキュメント)は、現時点では公開していません。公開の可否は検討中です。